山本たかしの政務調査ニュース

横浜環状南線、工事進捗中!

2022年1月1日 技術と産業  令和4年1月号

2025年開通で経済効果が飛躍的に拡大

11月25日に、横浜環状南線(2025年開通予定)の工事現場を視察してきました。 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は、都心から半径約40~60kmの位置に計画された延長約300kmの高規格幹線道路です。圏央道は、横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの都市を連絡し、東京湾アクアライン、東京外郭環状道路などと一体となって首都圏の広域的な幹線道路網を形成します。日本経済を支える大動脈が、まさに圏央道といえます。

 神奈川県内の圏央道は、さがみ縦貫道路・横浜湘南道路・高速横浜環状南線の3路線で構成される自動車専用道路で、中央自動車道・東名高速道路や、現在整備が進められている新東名高速道路と東京湾岸地域等との連携強化を図る役割を担っています。

 今回の視察では、横浜環状南線の①釜利谷ジャンクション②上郷公田線の桂台トンネル、③横浜環状南線の戸塚IC 付近の3つの現場を視察しました。
 横浜環状南線は、横浜横須賀道路の釜利谷ジャンクションと国道1号線を結ぶ、全長約8.9kmの自動車専用道路で、全体の7割がトンネルなどの地下構造となっています。

横浜環状南線の完成で、期待される開通効果

 東名高速や中央道に直結し、所要時間が大幅に短縮されます。さらに関越道や東北道方面にもつながり物流向上による経済効果が拡大し、地域間交流や企業進出効果が期待できます。

 地震などの災害時に緊急輸送路としての役割に期待できます。津波の大きい地震が発生し、湾岸部が浸水被災した場合には、「くし歯」のように、横浜環状南線や、横浜湘南道路を軸にし、湾岸部への救援ルートの確保が可能となります。