山本たかしの政務調査ニュース

上瀬谷ラインの延伸と横浜環状鉄道の実現

2022年1月1日 Yamachan's Voice  令和4年1月号

2027年3月に開催される国際園芸博覧会(花博)の会場となる上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷区・旭区)と相鉄線瀬谷駅周辺を新交通システムで結ぶ構想を巡り、市の第3セクター「横浜シーサイドライン」が事業参画しない方針を決定しました。 市から運行事業者となるよう要請されていましたが、市の提示する事業予測やリスクへの対応策に具体性が欠けるなどを理由として事業参画しない方針を決定したとのことです。 神奈川新聞の社説では、『跡地に誘致する予定のテーマパークの全体像が見えない中、事業参画した場合に抱える巨額の負債や採算性を踏まえた同社の判断を支持するとともに、横浜市には、一度立ち止まり、この地域での新交通の必要性を熟考すべきだ。』との論評でした。

  • 新交通(上瀬谷ライン)が、必要な理由
     米軍に接収されてきた上瀬谷通信施設跡地は、242haの広大な面積(国有地、民有地がそれぞれ45%、市有地が10%)を有しています。2015年にようやく返還されましたが、70年に及ぶ接収によって、瀬谷区の開発が大幅に遅れました。この遅れを取り戻すべく、2027年の国際園芸博覧会(花博)誘致やその後のテーマパーク等の集客施設開発などを通じて、横浜市西部市域の発展の起爆剤にすることが、地元地権者の強い悲願であり、横浜の発展につながるものです。 そして地域の発展には新交通が重要なインフラとなります。新交通システム(AGT)や、都市モノレール、LRT(次世代路面電車)などが検討されてきましたが、残念ながら、横浜シーサイドラインの事業参画断念を受け、新たな整備手法を検討していくことが必要です。
  • 花博に向け、モノレールによる早急な事業化検討を
     そこで、新たな交通インフラとして、羽田空港で採用されているような「モノレール」を提案します。そして、事業区間は、瀬谷駅を起点に花博会場から東急田園都市線のつきみ野駅までの区間とすることを提案します。運行軌道は、環状4号線ならびに国道16号線上を使用します。国土交通省にこの区間での事業申請が必要となります。つきみ野まで延伸することで、事業継続性を担保することができます。車両は胡座式モノレールを採用し、瀬谷駅の橋上にモノレール駅改札口を施工し、つきみ野駅にも同様に駅上施工をすすめます。尚、工事コストを縮減させるために、フーチング(杭)基礎の上に、橋脚部分は鉄骨造で施工する方法がコスト面や工期面で効果的です。
  • 将来のシティループ(横浜環状鉄道)の実現へ
     市営地下鉄グリーンラインと横浜高速鉄道を連携させ、横浜外郭環状鉄道化を実現する将来の横浜環状鉄道の運行イメージは、中山駅~ズーラシア~若葉台~花博会場駅~(仮称)二ツ橋駅~南二ツ橋駅~阿久和西~阿久和南~弥生台駅~立場ターミナル~(仮称)深谷駅~南戸塚~長沼~港南台~峰町~杉田~屛風ヶ浦~磯子~磯子警察署前~根岸~三渓園前~小港~元町へと接続します。外郭環状鉄道線化とすべきと考えます。

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