山本たかしの政務調査ニュース

南本牧ふ頭コンテナターミナル

2021年4月10日 技術と産業 

今春より、一体運用開始!

 国際コンテナ戦略港湾の中核施設として、1991年から30年間にわたり整備をすすめてきた南本牧ふ頭コンテナターミナルが、いよいよこの春からわが国最大の水深18m 岸壁を備えたMC4が完成し、MC1~MC4のコンテナターミナルの一体運用が開始されます。 

世界第1位の船腹量(積載量)を誇るマースク社(デンマークの首都コペンハーゲンに本拠をもつ世界一の海運企業)、第2位のMSC 社(スイスの首都ジュネーブに本拠をもつ世界第2位の海運企業)に加え、本牧D5、大黒C4を利用していた商船三井と川崎汽船がMC2に移転し、日本郵船、商船三井、川崎汽船3社によるわが国第1位・世界第6位のコンテナ運航会社ONE 社(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)を中心とするアライアンスの拠点として利用されることとなりました。

横浜港では、船舶の大型化の進展に対応するため、国内最大唯一の水深18m 岸壁をはじめ、水深16m 以上の大水深岸壁として国内最大となる7バースを整備し、基幹航路に就航する超大型船の受入体制を整えてきています。

 世界三大アライアンスの超大型船すべての寄港が可能となるよう、本牧ふ頭D 突堤の沖合では水深18m以上の岸壁が必要な超大型コンテナ船の増加や臨海部におけるロジステックス機能強化に対応するために「新本牧ふ頭」の整備がすすめられています。