磯子・根岸の活性化策
臨海部立地企業との共存・共生政務調査ニュース

磯子から根岸に続く根岸湾一帯には、戦後の日本の経済発展を支えてきた多くの優良な企業があります。こうした企業集積は横浜市発展のレガシー(遺産)であり、今後の磯子や根岸の発展は、こうした立地企業との連携を抜きにしては考えられません。特に注目しているのがJX根岸製油所であり、新エネルギー事業には大きな期待があります。

磯子・根岸の活性化策|山本たかし国内石油最大手のJXエネルギー(前身:日本石油)根岸精油所は、昭和36年(1961年)に起工し、3年後の昭和39年(1964年)に稼働、首都圏の石油需要を支え、高度経済成長のインフラ機能を果たしてきました。JXエネルギー根岸製油所は根岸湾に埋立地に建設され、面積2.2百万㎡、周囲約12kmに及ぶ広大な敷地に展開され、27万バレル(1バレル=159リットル)の原油処理能力をもつ我が国最大級の製油所です。JXエネルギー製油所は、根岸の他にも仙台(宮城県)、水島(岡山県)、鹿島(茨城県)、麻里布(山口県)、大分(大分県)、大阪(大阪府)の6か所があります。

製油所の稼働率は、現在のところピーク時の70%まで落ち込んでいますが、平成27年(2015年)12月の東燃ゼネラルと経営統合の基本合意により、将来は1000億円以上の収支改善が見込まれます。こうした事業統合によりエネルギー開発が期待されるとともに、平成29年(2017年)4月を目処に製油所の統廃合が図られると伺っています。

まさにJXグループが日本のエネルギー戦略のキャスティングボードを握っているといっても過言でありません。これからも磯子・根岸の将来のまちづくりには、これまで大きな社会貢献を果たしてきたJXエネルギーと連携した開発が不可欠です。

今後のJXグループとすすめる磯子発展のプログラムの可能性として

災害に強いまちづくりへの貢献、新エネルギー開発によるスマートシティタウン磯子の実現、
観光MICEの新たな観光資源の創造発信、新交通ネットワークの確立などが考えられます。

閑話休題

昔といっても、昭和30年前半、根岸湾は遠浅の美しい入江でした。海苔の養殖や海水浴場として賑わい、風光明媚で豊かな自然が多くありました。作家の山本周五郎先生が昭和36年10月間門園下の海岸を散策する写真を拝見する機会があったのですが、まさに「隔世の感あり」とはこのことでしょう。日本の経済成長、発展のために失った自然の代償は計り知れなく、残念といわざるを得ません。今一度、私たちは、子供たちに昔の磯子・根岸の自然を残すために、地域の力を発揮する時なのかもしれません。

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